明治の初め頃、江川の竹薮に十歳ぐらいの女の子と病気のお婆さんが二人で住んでいました。
生活は貧乏で、毎日食べるものさえ困るありさまでした。
見かねた村人は
村人「釣り竿と餌やるけん。魚でもとって食えや。」
娘「ありがとう。」
娘「ほなやってみるわ。」
娘「ほんまにありがとう。」